低体温がもたらす恐怖と、改善策
低体温は様々な症状を引き起こすことがわかりました。
そこで、その症状と改善策を調べました。
身近なことなので、とても注意が必要です。
低体温とは
平熱が36.0℃未満を低体温と言います。
ちなみに、日本人の平均体温は36.6℃から37.2℃の間と言われています。
体温を1度上げるだけで、免疫力が5~6倍になるというデータがあります。
逆に言えば低体温だと免疫力がその分低いことがわかります。
低体温の原因
運動不足
現代人は運動不足と言われて久しいですが、運動不足は筋力の低下を招きます。
筋肉は体内において最大の熱産出器官なのですが、その筋肉の低下は、体温の低下へとつながります。
外的環境
日頃からエアコンなどの効いた部屋に長く居たり、寒い季節で防寒対策が取れて居ないと低体温につながります。
タンパク質不足と偏食
筋肉および細胞を作る燃料となるタンパク質が不足したり、偏った食生活はホルモンバランスを崩し、筋肉を低下させます。前述の通り、筋力の低下は体温の低下を招きます。
低体温がもたらすリスク
ガン(癌)の発症率の上昇
ガンは36.1℃以上の熱の中では繁殖することができません。
逆に言えば、低体温の場合、ガンが発症するリスクが高まります。
ガンは低体温を好むからです。
実験では、35℃台が最もガン細胞が増殖することがわかっています。
病気にかかりやすくなる
低体温はそのまま抵抗力の低下に繋がり、細菌やウィルスにやられやすくなります。
そして風邪にかかりやすくなり、同時に治りにくくなります。
基礎代謝が悪くなる
基礎代謝の低下により、疲れやすくなったり、太りやすくなりします。
低体温の改善策
風呂に長く浸かる
ベタに聞こえますが、効果的です。
日本人は昔から風呂好きで知られていますね。
風呂で体温が一次的に上昇するため、定期的にガン細胞が活性化するのを抑える力が働きます。
実際、第二次世界大戦中にフランスの医師パスツールと、ドイツのアンリ・ランペール教授の二人は、お風呂を使って兵士の病気を治していました。
それは、熱いお風呂に入る習慣のある日本人のガンの発症率が、他国と比較し20倍も低い事にインスピレーションを受けたものです。
現代人は忙しさからか、湯船につからずシャワーで済ますことが多いですから注意が必要です。
冷たいものを極力飲まない
温かい食べ物を食べると体が温まるように、冷たいものを飲んだりすると体も冷えます。
当然、体温の低下を招きます。
部屋は常時暖かくする
夏だからとクーラーの効いた部屋に居続けるのは考えもの。
低体温の温床になります。
冬でも首元を温めるなど、体温が下がらないように工夫しましょう。
適度に運動をする
筋肉は肉体で最大の熱産生器官です。
筋力が増強されれば体温も上昇しますから、お勧めです。
男性より女性に冷え性の症状が多いですが、それは女性の方が筋肉量が少ないからです。
バランスのいい栄養を心がける
サプリなども使いつつ、しっかりとした栄養素をとって行くことが大事です。
季節に関係なく、日常生活の中で低体温を防いでいけます。
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